ラジオ波は、細胞を焼くことができるので、よくがんの治療として用いられます。
肝臓がんでもその治療法として、「経皮的ラジオ波焼灼療法(PRFA)」があり、広く使われています。
肝臓がんの場合、超音波で状態を見ながら、ラジオ波のでる特殊な針を使い、直接肝臓に刺します。
1回の治療で、3CMのがん細胞を焼き、破壊することができます。
ラジオ波療法のいいところは、手術と違い、1〜2時間で終わるので、患者の体への負担が少ないところ。
翌日から歩くことも可能です。
また、数日後、効果を確認し、もしがんの取り残しがあれば、追加で治療することもできます。
ラジオ波で焼くことにより、がんは、根本的に、取り除くことができます。
ただし、肝臓がんの場合、いくらがん細胞を完全に焼ききっても、がん再発率が高いも特徴。
それは手術でも言えることで、肝臓の性質による、治療の難しいところでもあります。
ただ、ラジオ波で焼いたところからの再発は少ないので、積極的に、治療に取り入れたいところです。
一般的に、肝臓がんでのラジオ波の治療は、がんの数が3こ以内のものといわれています。
大きさは3CM以内が基準です。
でも、そこは医師の腕次第。
豊富な実績と経験があれば、それ以上でも可能です。
また肝機能が悪くなければ、高齢者などにも幅広く利用できるところも、メリットです。
ただ、がんが血管まで及んでいると、大量に出血する危険があるので、基本的にはラジオ波は使えません。
他にも血液を止めにくい病気を併発している場合や、腹水のコントロールができない場合は、適用できません。
これらの条件がクリアできれば、ラジオ波での治療はとても有効。
転移してきた肝臓がんにも使えるので、これからの肝臓がん治療の主役にもなりそうです。
