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肝臓の腫瘍

肝臓にできる腫瘍は、良性のものと悪性のものに分かれます。
良性の腫瘍は、のう胞や血管腫など。
いずれも、自覚症状が無いので、定期検査で偶然見つかることがよくあります。
のう胞や、血管腫は、肝機能を阻害することはほとんど無いので、あえて治療の必要はありません。

ただし、B型、C型肝炎ウイルスを持っている人の血管腫は、ときに早期がんの場合があります。
さらに詳しく検査をし、悪性腫瘍でないのか、しっかり診断することが重要です。

また、のう胞は、まれに大きくなり、痛みを伴う場合があります。
その際は、肝臓に管を通し、のう胞にたまった液体を出す処置をします。

他にも肝細胞腺種、胆管上皮腺種などもありますが、ごくまれで、肝機能障害を起こすこともありません。

肝臓にできる腫瘍でも、肝硬変を伴うものは、そのほとんどが前がん状態になります。
腺腫様過形成と呼ばれ、将来的に、がんになる可能性が高いものです。

肝臓の悪性腫瘍

肝臓にできる悪性腫瘍は、肝臓がん。
初めから肝臓にできる、原発性のものと、他の臓器のがんが肝臓に転移してくるものがあります。

原発性の肝臓がんは、できる場所によって、肝細胞がんと、胆管細胞がんに分かれますが、日本では、肝細胞がんがほとんど。
肝臓がんといえば、肝細胞がんという意味になります。

原発性の肝臓がんの一番の原因は、肝炎ウイルス。
肝臓がんの約80%がC型肝炎ウイルスによるもので、10%はB型肝炎ウイルスによるものだといわれています。
特にC型肝炎ウイルスを持っている人は、定期的に検診を受け、がんの早期発見に努める必要があります。

転移性の場合は、胃や大腸、肺などからがん細胞が血液に乗り、肝臓に転移するケースが多いです。
肝臓の悪性腫瘍では、原発性のものより、転移性のほうが多発しています。


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