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肝臓の腫れ

健康な肝臓は、そのほとんどが肋骨に覆われています。
おなかを触っても、その一部がわずかに触れる程度。
ところがたまに、健康診断などで、おなかを触診したときに、肝臓の腫れを指摘されることがあります。

肝臓が腫れる時には、いくつかの病気が疑われます。
たとえば、お酒を飲みすぎ、アルコール性の肝障害をおこしているとき。
または、肝臓に脂肪が付きすぎて脂肪肝をおこしていると、肝臓が腫れてきます。

急な発熱があり、肝臓が腫れている場合は、ウイルス性の急性肝炎の疑いがあります。
また、胆石症などで胆管が詰まっても、肝臓の腫れが見られる事があります。

これらの病気に共通していることは、いずれも腫れた肝臓が柔らかいこと。
もし肝臓が硬い場合は、すでに肝硬変をおこしているサインです。
肝硬変は、硬くなるとともに、萎縮してくることが多いのですが、時に大きくなることも。
この場合は、肝臓の大きさよりも、硬さが診断のカギになります。

また、がんができたときも、触診で腫瘍に触れることがあります。
この際は、腫れているというよりは、しこりがある感じになります。

栄養失調と肝臓の腫れ

日本は食べ物が豊富で、栄養失調になっているこどもはほとんど見かけません。
ただ、テレビに映るアフリカの子供たちは、その多くが慢性的な栄養失調。
手足は異常に細いのに、おなかでポッコリでています。
これは、極度な栄養失調で、肝臓が腫れているから。

栄養失調で慢性的なたんぱく質不足になると、肝臓内の代謝のバランスが崩れ、脂肪肝を起こします。
脂肪のたまった肝臓は、その機能も低下し、どんどん健康状態が悪くなってしまいます。

極度のたんぱく質不足による脂肪肝。
そんな理由から、栄養失調の子供たちは、肝臓が腫れて、おなかだけが大きく見えてしまうのです。


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