コレステロールと聞くと、あまり体にいいイメージがないかもしれません。
でも、コレステロールは細胞膜を作るためには欠かせないもので、代謝にも使われている物質。
肝臓をはじめ、脳や脊髄など、体の重要な器官で必要とされています。
コレステロール値が高いと聞くと、多く含む食品の食べ過ぎだと思うかもしれませんが、実は少し違います。
血清総コレステロールは、約90%が肝臓で合成されたもの。
肝臓ではコレステロールを作るたけではなく、血液中に一定に保つように調節もしています。
コレステロールの値は食べたものがそのまま血液に影響されるわけではなく、肝臓の働きも大きくかかわってきます。
特に、肝臓の機能が低下すると、コレステロールが生成できなくなるので、数値は低くなります。
ただし、コレステロールの高い食品ばかり食べていると、血液中の値もそれなりに高くなります。
また、コレステロールは固まりやすいので、血管を詰まらせる原因にも。
高脂血症を招き、動脈硬化がおきやすくなるといわれているので、時に注意が必要です。
肝臓と胆のうは、病気になると症状が似ていることがよくあります。
肌や白目が黄色くなる黄疸の症状もその一つ。
肝臓と胆のう、どちらが原因で黄疸が出ているのかは、見ただけではわりにくいものです。
その場合、コレステロール値を調べることで、どちらが悪いのか、ある程度予測することができます。
コレステロール値が低い・・・肝機能が低下しています。
コレステロール値が高い・・・胆のうに異常があり、胆汁がたまっています。
また胆石は、コレステロールが固まってできることがよくあります。
胆石により胆汁が流れなくなると黄疸の症状が出て、血液中のコレステロール値も高くなります。
