皮膚がかゆくなるとき、真っ先に思いつくのは、虫刺され。
あとは、かぶれや、湿疹など。
これらは皮膚の問題なので、皮膚科で処方されるぬり薬が、とてもよく効きます。
ただ、体の一部では無く、全体的に、かゆみがあったり、全身にじんましんが出た場合。
これらの症状は、内臓的な原因も多く、中でも肝臓は大きくかかわっています。
肝臓では、代謝や分解をするときに、ヒスタミンを放出します。
このヒスタミンは、かゆみの原因物質。
アレルギーなどがあったときも、肝臓で、アレルゲンを異物と判断し、ヒスタミンを出すため、かゆみやじんましんが出ます。
肝臓からくるかゆみには、塗り薬では根本的な治療にはなりません。
原因物質を取り除くか、肝臓を治療することで、かゆみの症状も治まります。
肝臓の病気の中でも、その原因がわかっていない難病の一つ「原発性胆汁性肝硬変」。
略して「PBC」とも呼ばれるこの病気のおもな症状に、強いかゆみがあります。
また、黄疸を一緒に起こすこともよくあるPBCは、全身のかゆみなどのほかに、いくつか特徴があります。
・ALPの異常値・・・PBC場合、血液検査をすると、ALPが異常に上昇していることがわかります。
・性別と年齢・・・中年の女性がかかりやすい傾向があり、患者の90%が中年以降の女性です。
PBCは、何らかの理由で、免疫系等が働き、リンパ球が胆管を攻撃、炎症を起こすことで始まります。
胆管が炎症を起こすと、胆汁は流れ出ることができません。
胆汁は肝臓にたまることで、肝機能に障害を起こし、どんどん進行、肝硬変になります。
PBCは、まったく自覚症状も無いケースも稀にありますが、症状が出た場合、それを抑える特効薬があります。
全身に強いかゆみと黄疸が出たときは、早めに、大きな病院で検査してもらいましょう。