肝臓がんと腹水

 
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詳しく調べてみました!

おなかに水がたまる腹水は、肝硬変や肝臓がんの症状の一つ。
肝機能の低下により、肝臓内で作られるアルブミンが減少するために起こります。

普段はこのアルブミンの機能により、血管内の浸透圧が一定に保たれています。
低アルブミン血症を起こすと、血管から水分が出てきて、血管の外にたまり始めます。
この水分が腹膜にたまった物が腹水。
皮膚に下にたまったものがむくみです。
腹水やむくみなどの症状は、体の水分維持機能がおかしくなった証拠。
全身もに悪影響を及ぼします。

腹水がたまると、かえるのようにおなかだけがポッコリ出てきますが、初期の頃は見た目にはほとんどわかりません。
量がふえ、500mlを超えてくると、さすがにおなかも膨らみ始めてきます。
肝臓がんの場合、がん自体を治療しないと腹水は、更にたまり続けます。
3リットルを超えるほどになると、呼吸困難に陥り、かなり危険な状態になります。

肝臓がんでおなかが出てくるのは、がんや肝臓が大きいのではなく、腹水の影響。
また、肝臓がんは腹水のコントロールができないと、手術では治療が困難になります。

肝硬変を起こしている肝臓がんは腹水の症状が出やすいもの。
腹水は肝臓がん自体の治療の妨げにもなるので、早めに対処することが重要です。

腹水の治療は、まず減少しているアルブミンの点滴補給が主体になります。
また、必要に応じて、利尿剤も使用します。
ただし肝機能がかなり落ちていると、アンモニアによる肝性脳症の危険があり、使えない場合もあります。

一昔前までは、腹水は注射器などでそのつどとっていましたが、それはあくまでも対処療法。
またすぐたまってしまい、腹水を改善するまでには至らないものでした。

そこで、最近では、BCAA顆粒薬という、特殊なアミノ酸を服用する方法がよくとられています。
これは、アンモニアを発生させずにアミノ酸を補給できるもので、もともと肝性脳症の治療に使われているもの。
BCAAはアルブミンを増やす効果もあり、腹水やむくみの改善や予防にも利用されてます。

また、手術のできない末期の肝臓がんの場合では、腹水の治療に漢方薬が使われることもあります。


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