肝臓と水

人間の体の、その60%は水でできているといわれています。
水分の補給は、生きていくうえでは絶対に欠かせないことです。

食事や飲み物など、さまざまな水分の摂取は、ときに肝臓の働きにも影響を及ぼします。
普段何気にに使っている水道水もその一つ。
日本の水道は安全基準を満たし、そのままでも飲める水です。
ただし、殺菌の為、塩素などいくつかの化学物質が含まれています。
これらは肝臓で分解する必要があったり、蓄積されてしまうので、肝臓にとってはあまり好ましくないもの。
できれば浄水器を通して使ったり、ミネラルウォーターなどを利用したほうがより安全です。

また気をつけてほしいのは旅先。
特に海外旅行などで東南アジア方面へいく場合、水の衛生管理に問題があることが考えられます。
水道からの水はもちろんのこと、氷にも注意が必要。
おなかを壊すだけではなく、水に含まれるウイルス感染によって肝炎を起こすケースも実際よく見られます。
帰国後、体がだるく、高熱が出たり、黄疸の症状が出た際には、ウイルス性肝炎の疑い。
すぐに消化器科のある病院で検査してもらいましょう。
また、旅先では、ミネラルウォーターなど市販のものを飲むようにし、ジュースなどにも氷は入れないように注意しましょう。

肝臓病と水分制限

血液は肝臓でつくられるアルブミンというたんぱく質によって、水分量と血管内の浸透圧を一定に保っています。
肝硬変などで肝臓の機能が低下すると、血液中の水分が超過し、むくみなどの症状が出てきます。
食事からの塩分ともに、水分も制限して、できるだけむくみを抑えなくてはなりません。

ただし、肝臓の機能低下は、腎臓にも悪影響があり、水分の制限は、腎機能とのバランスを考慮しなくてはなりません。
むくみなどの症状が出る前に、できるだけ肝機能の状態を保つことがとても重要なのです。


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