人間は、生きていくうえで、さまざまな栄養素をと摂らなくてはなりません。
食べたものは、胃に運ばれ消化されますが、そのままでは血液に栄養を吸収させることができません。
肝臓は、たんぱく質、糖質などの栄養素を、体内に吸収できるように変える役割があります。
これを「代謝」といいます。
人間の3大栄養素、たんぱく質、糖質、脂質。
これらは、肝臓の代謝機能により、それぞれ、アミノ酸、ブドウ糖、コレステロールロールなどに変えられます。
またビタミンも、肝臓に貯蔵されます。
ビタミンは、そのままではあまり機能できないものもあるので、肝臓で合成し、活性化させます。
吸収しやすくなった栄養素は、血液によって全身へ行き渡り、生命の維持のために働きます。
肝臓の代謝は、栄養の全身への配給をつかさどっているのです。
人間の食べたものは、胃や腸などの消化器官から出される酵素により、分解。
腸から、肝臓へ、さまざまな栄養素となって運ばれてきます。
肉や魚などのたんぱく質も、消化酵素でアミノ酸となり、肝臓へ運ばれてきます。
肝臓では代謝により、このアミノ酸を、吸収しやすいように更に分解。
全身のいきわたるよう、血液に乗せていきます。
また、アミノ酸の一部は、肝臓で、糖質や脂肪にも変えられ、エネルギーとしても利用します。
パンや、ご飯などの糖質は、人間のエネルギー源となる、ブドウ糖に変化します。
肝臓の代謝は、このブドウ糖が、血液中に回る量を一定に保つ機能もあります。
多すぎる時は、グリコーゲンとして、肝臓に蓄積、低血糖に備えます。
空腹などで、足りなくなると、蓄えていたグリコーゲンを放出、血糖値をあげていきます。
満腹でも、空腹でも、常に血糖値が安定しているのは、この肝臓の代謝のおかげ。
糖尿病などで、血糖値が常に高いのは、この代謝がうまくできなくなっているからのです。
