肝硬変の症状

肝臓の末期状態である肝硬変になっても、自覚症状はなかなかでてきません。
それは、まだ正常に機能できる部分が、一生懸命補っているため。
でも、なにもせず、放置しておけば、それもいずれ限界のときがきます。

肝硬変での最初の症状は、全身の倦怠感、食欲不振、微熱など。
なんとなく、調子が悪い状態からはじまるので、肝臓の病気と気がつかないこともあります。

更に進むと、肝臓の解毒や、代謝の機能が著しく低下。
全身にさまざまな症状が出始めます。

おなかが膨れてくる腹水も肝硬変の症状の一つです。
これは肝臓で代謝されるアルブミンが、肝硬変により、あまり作られなくなり、腹膜に水がたまるから。
アルブミンの減少により、血管内の浸透圧が変わるので、むくみなどの症状も出ます。

高アンモニア血症は、肝硬変により、アンモニアの解毒がうまくいかなくなっている状態。
入院して治療する必要があります。

肝硬変の危険な症状

肝硬変の症状の中でも、生命の危険があるもので、「食道静脈瘤」があります。
これは、肝硬変により、門脈がふさがれ、代わりに、食道の静脈から血液が流れていることが原因。
食道の静脈は細いので、血液の増加に耐えられず、そのうちに静脈瘤ができ、破裂。
大量に吐血し、危険な状態になります。

他にも、高アンモニア血症による、肝性脳症。
これは、毒素であるアンモニアが、脳に回った状態で、さまざまな意識障害などの症状がでてきます。

はじめは、睡眠のリズムに異常がおこったり、性格に変化が出てきます。
進行し、重症になると、こん睡状態に陥り、そのうち痛みにも反応しなくなります。

肝性脳症は薬である程度改善することができます。
また、便秘は体内の毒素を増やし、肝生脳症を悪化させる原因の一つ。
特に肝硬変が進んでいる人は、便秘にも注意が必要です。


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